2007年07月16日
仕事モードVS素の自分
今日は、久々の晴れ間でチャリータ家族バージョンでお出かけ
帰ってきてから「芸能界PTA」っていう番組を何気に見てましたー
すると、なぜか涙が・・・
なんか言い合ってる芸能人とお偉い先生方の姿が自分にダブったのかなぁ?
保育士です。と打ち明けるとじゃぁ子育てのプロですねー子育て楽勝!
みたいな言い方をされることも多い。
確かに仕事モードの時は、今時のマニュアルどおりちゃんと出来てるかもしれない。
でも、いざ自分の子育てがどうかと振り返ってみてもちゃんとしてるとは
到底思えない。
仕事のときは、おもらしなども全然気にならないのに
息子が家で漏らしたりすると、むちゃくちゃ腹が立つ
トイレトレーニングの時も、鬼だった・・・
最近ではいっちょまえに、言い訳やら口答えばっかりするので
冷静になって「叱る」というより、感情的に「怒る」ことが多い
息子も一度キーキー泣き叫ぶと、引っ込みつかなくなるらしく
同じことを話し続けて、人の話をきこうとしない。
絵に描いたような地団駄を踏んで、怒りまくる姿は鬼気せまる感じもする
そんな時はどんな育児マニュアルも保育論も通用しない
暴言を吐きながら、キーキーいう息子に逆切れしたことも度々
結局酷い結末になってしまい、反省する日々・・・
それが「素の自分・本当の私」
逆切れして息子を怒ってる最中も頭の片隅に仕事モードの自分がいて
こんな時はそんなこといってはダメ!火に油を注ぐだけ。まずは・・・
と冷静な解決策をささやいている。
でも無理。その時は。自分も興奮してしまうと頭ではわかっててもダメなのだ
そんなことを繰り返してるうちだんだんパターンが読めてきて
やっと仕事モードの自分で対応できるようになり、早く解決するようになった
まぁ、それでも感情的になってしまうこともある
そんな時は必ず息子にちゃんと謝ることにしている。
「さっきはパチンしてごめんね。ひなも母ちゃんのことパチンしていいよ」
「ううん、ひなは母ちゃんのことパチンしない」
キーキーモードの時は私に殴りかかってくるくせに、こんな時は絶対に手を出さない息子
私はそんな息子の手を持って自分の頬を叩かせる。
ちょっと複雑な笑いを浮かべる息子。そしてムギューと抱きしめる・・・
体罰は絶対にダメです。確かにそう。そんなことみんな頭ではわかってる。
お偉い先生方の言う理屈のとおり言い聞かせて、すべてうまくいけばいうことなし。
でも生身の人間同士だもん。理屈では解決できないこともある。
私も橋元弁護士と同じで、「親に殴られた子が100%、人を叩くいじめっ子になる」
とは思わない。
手を挙げてしまったら、親失格ではない。
手を挙げてしまったことに何の痛みも覚えず、正当化してしまうことに問題があると思う。
今日も仕事モードの私と素の私は戦っている。
素の私が勝って後でどーんと落ち込んだ時は「また息子に甘えちゃった。ごめんなさい」
と思うことにしてる。身内だから、自分の子だから甘えて素がだせる。
そのおかげで、仕事モードとのバランスがとれている。
旦那と息子にしたらいい迷惑な話だけど、許してちょんまげ~(←死語?)
あぁーまた長々と白熱しちゃった。
今日のお口直しはベトナムランチでございます。